ケータイと脳腫瘍 基調講演その4
携帯電話と脳腫瘍に関する、ブルース・アームストロング博士講演その4
「現段階での結論は、どう対処すべきか」
携帯電話と脳腫瘍に関する、ブルース・アームストロング博士講演その4
「現段階での結論は、どう対処すべきか」
携帯電話と脳腫瘍に関する、ブルース・アームストロング博士講演その3
その3「電磁波を浴びる部分で、脳腫瘍リスクが上昇」
です。
シドニー大学のブルースアームストロング博士の講演その2
その2「短期間ではリスクが減少?長期使用でリスクが上昇! どう解釈できるか」
〈ちょっと解説〉
ここから、話がおもしろくなります。
インターフォンの研究の多くの結果では、以下の2点の特徴が指摘されています。
1)10年以上の長期使用で脳腫瘍のリスクが上がる傾向がある
2)10年以下では逆に、携帯電話を使った方が脳腫瘍のリスクが下がる傾向がある
2)の方があまり一般の人たちには認識されていないようです。
アームストロング博士は、ここでどちらもバイアスによる可能性を指摘しています。
まず、2)に関するバイアスについて、患者群よりも対照群の方が、参加率が低いことが原因。
参加しなかった人たちの方が、携帯を使わない人たちの割合が大きいことが追加調査で判明しています。対照群の方が参加率が低いと言うことは、実際の対照群の母集団よりも携帯を使わない人たちの割合が減る(携帯使用者の割合が多くなる)ことになります。
これは、見かけのリスクを下げるバイアスになります。その結果、一見すると携帯電話を使うと脳腫瘍のリスクが減るような結果になってしまうのです。これが本当だとすると、10年以上の使用者でのリスクの上昇は、もっと上がることになります。
また逆に見かけのリスクを上げるバイアスの可能性も指摘。
1)の10年以上の長期使用でリスクが上がるように見えるのは、患者群が4-5年以上前の通話回数や通話時間を、実際より多く思い出してしまっているからだといいます。
つまり見かけのリスクを上げるバイアスと下げるバイアスが両方あると言うことになります。
この点を踏まえて、話はその3「電磁波を浴びる部分で、脳腫瘍リスクが上昇」へ続きます。
携帯電話は、脳腫瘍の原因となるか?
世界13カ国が参加する世界最大規模で疫学調査「インターフォン研究」の最終結果が、いよいよ発表間近です。
そこで、インターフォン研究の中心メンバーであるオーストラリア・シドニー大学のブルース・アームストロング教授の講演の日本語訳を作りました。
インターフォン研究は、研究者の間で、結果の評価をめぐり意見が二つに分かれており、それが結果の公表が3年近く遅れている理由だと指摘されています。
アームストロング博士は、講演の中で、本当に脳腫瘍のリスクが上がっている可能性を指摘し、予防的に電磁波の曝露をできるだけ低くしておくことを勧告しています。
40分程度の長い内容のため、4分割して順次アップしていく予定です。
主な内容は
その1「インターフォン研究とは 全体的にはリスクは無いが・・・」
その2「短期間ではリスクが減少?長期使用でリスクが上昇! どう解釈できるか」
その3「電磁波を浴びる部分で、脳腫瘍リスクが上昇」
その4「現段階での結論は、どう対処すべきか}
その2以降が、アームストロング講演の真骨頂です。
第一線の研究に関与する専門家の話を、聞けるチャンスはそうありません。
一般の人にはわかりにくそうな部分は、あとで逐次解説記事をつけていく予定です。
では、まずその1「インターフォン研究とは 全体的にはリスクは無いが・・・」からご覧ください。
講演は、2008年11月12日に、オーストラリア高周波生体影響研究センタ-(ACRBR)主催のシンポジウム「科学とワイアレス2008」の基調講演としてサイトに公表されているものです。元のサイトはこちら
2009年2月28日 洋泉社 122ページ 1000円(税込み)
家の近くのスーパーで売っている商品の中から、よりベターなものを選ぶためのショッピングガイド。
牛乳、塩、肉類、米、ミネラルウォータ-、ビール、ジャムなど,スーパーの陳列棚にならぶアイテム別に、商品選択のためのうんちくを書いた後に、おすすめ商品を実名で紹介しています。
最後に切り取りできる「持ち歩き早見表」付き