2008年06月 記事一覧

2008年06月23日

健康なライフスタイルは癌を起こす遺伝子をオフにする

適度な運動、バランスの取れた食事、ストレスの無い生活などが、実は発ガン遺伝子のスイッチをオフにする効果があるかもしれない。
早期がん患者を対象にした予備研究の結果が、アメリカのニューサイエンティスト紙で紹介されました。

やっぱ、早寝早起きだね。

以下記事要約

健康なライフスタイルが、癌の進行を遅くすることは明らが、そのメカニズムは、謎である。
今、新しい証拠がでてきた。

ダイエットと運動は重要な遺伝子をつけたり切ったりするかもしれない。

カリフォルニア大学のディーン・オーニッシュ医師たちが行った、早期の前立腺癌の30人の男性を対象としたパイロットスタディでは、生活様式の変化が、前立腺の遺伝子発現への効果をテストした。

健康的な食べ物、適度の運動、ストレス対策、および精神療法を3カ月の続けて、その前後に取られた生検を調べたところ、何百もの遺伝子の発現に著しい変化が観察された。

腫瘍形成にかかわるいくつかの遺伝子を含む多くの遺伝子が、発現が抑制された。

ガン抑制遺伝子を含むいくつか遺伝子は、発現が活性化した。オーニッシュと彼のチームによる2005年の研究は生活様式の変化が、前立腺癌を減少させることができるかを示した。

「今、私たちはこれらの変化の遺伝的メカニズムのいくつかを理解し始めている。」と、Ornishは言う。

きわめて初期の前立腺がんが対象の研究なので、その結果は、癌予防の意味で有効であるかもしれない。

「さらに言えば、ただ男性に限られるものではないかもしれない」と、オーニッシュ氏は言う。

生活様式の変化によって抑圧された2つの際立った発癌性の遺伝子であるRANとShoc2は、胸と直腸癌や他のほとんどの種類の腫瘍でも見つけられる。

しかしながら、因果関係を結論付けるには早すぎる、とメイア・スタンファー氏(ハーバード・メディカル・スクールの疫学者)は言う。
長期の追跡調査で、本当に、これらの遺伝子の変化が癌を遅くするか、または予防できるかを決定するのか確認する必要がある。
「しかし、それは非常に重要な第一歩である。」と、彼は言い足す。
「これは研究のニューウェーブで案内されるだろう。」

記事原文はこちら

論文はこちら

アメリカでハイブリッド車の電磁波が問題に

 ニューヨークタイムズで、トヨタプリウスや、ホンダシビックなどハイブリッド車の電磁場が取り上げられました。
 
 因果関係は不明ですが、過敏症的症状を起こした人たちもいるようです。トヨタなどは、プリウスの測定データがあると発表しているようです。

早速、日本のトヨタに問い合わせてみることにしましょう。


以下記事の要約

 ほぼ例外なく、科学者や政策立案者は、地球にとってハイブリッドカーが良いことに同意している。
 しかしながら、少数派ながら別の問題を主張している一部グループがいる。問題は、「ドライバーの健康にとっては、安全といえるか?」

 その主張には、正統の科学的理由がある。

 低速時に原動力となる電気モーターを動かす電流は、その周辺に磁場を発生する。その磁場については、子供の白血病のリスクをはじめ、重大な健康問題と関連しているという研究があるからだ。

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2008年06月20日

携帯電話の国際プロジェクト 内部分裂明らかに

WHO主導の携帯電話と脳腫瘍の関連を調べるインターフォンプロジェクトで、内部の亀裂が明らかになったというニュースが、マイクロウェーブニュースで報道されました。

以下、マイクロウェーブニュース記事の要約。

携帯電話と脳腫瘍の関連を調べるため13カ国が疫学調査を行っているインターフォンプロジェクト。13カ国のデータをまとめて再解析(プール解析)して完成する最終的な報告書の公表が、当初の予定より3年近く遅れている。

公表の遅れとの理由として、研究グループ内部で意見の対立が起きていることがわかってきた。グループの中で、携帯電話の脳腫瘍リスクを認める意見と、認めない意見が対立しているということだ。

先週アメリカのサンディエゴで開かれた生体電磁学会(Bioelectromagnetics Society(BEMS))の年次総会の中で、インターフォンプロジェクトのパネルディスカッションが開催された。
 2時間におよぶ討論の終わり近く、モトローラ社元社員メイズ・スウィコード氏が、マイクの前に出て、「公表はいつか?」と、インターフォンプロジェクトの責任社エリザベート・カルディス氏にたずねた
彼女は、こういう質問にはいつも「もうすぐ」とだけ答える。

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2008年06月19日

インチキのガン治療製品、FDAが販売中止を警告 アメリカ

鮫の軟骨、アガリクス、レイシ、ハーブティーなどなど。

ガンに効くといって販売している23社に対して、FDAが警告書を発行した。

「これらの商品のクレームは、承認されたものではなく、信頼できるものでもない。中には安全性に問題のあるものも含まれている」FDA執行局長のデヴィッド・エルダー氏は言う。

「消費者が、インターネットでそれらの商品を信用して購入して、より安全で効果的であることが確認されている治療の代わりに、を懸念するとFDAの新薬表示課長のマイケル・レヴィ氏。

これらの商品でサプリなどは、ガンなどへの効果の表示を無くしさえすれば、ダイエタリーサプリメントとして販売を続けることはできる。皮膚がんを防ぐクリームなどのような商品は、消え去ることになるだろう。

この動きは、FDAの違法表示キャンペーンの一環。昨年は糖尿病治療効果をうたった30社に対して警告書を発行。2件の商品差し押さえ、1件の刑事告発になった。2年間のターゲットはダイエット商品だった。

出典はここhttp://www.fda.gov/cder/news/fakecancercures.htm
国立医薬品食品衛生研究所の食品安全情報 No. 13(2008. 06.18)P28にも記事が掲載

2008年06月16日

口紅から鉛検出 カナダ

カナダの厚労省にあたる「ヘルスカナダ」が、市販の口紅での鉛を検査。26中21サンプルから0.079~0.84ppmの鉛を検出したと発表した。ただ、一点だけ6.3ppmという高い値の商品もあった。「消費者への健康リスクはない」という。

昨年10月にアメリカの市民団体「安全な化粧品キャンペーン」が発表した試験報告書「有毒なキス」を参考に、カナダ政府が行ったもの。
アメリカの結果は33中20サンプルから検出だったので、カナダの方が悪い結果だった。アメリカでの最大値は0.65ppmで、FDAが定めるキャンディーの基準0.1ppmを超えていた。

口紅への国際的な基準としては、アメリカの薬局方で10ppmとなっており、カナダ政府もその基準を設定している。

出典は、Vancouver Sun紙2008.06.15記事

2008年06月14日

「携帯電話でポップコーン」の正体


動画は下の<各国版>をクリック

携帯電話4台で、ポップコーン用トウモロコシ数粒を囲む。囲った携帯に電話をかけると、数秒で中に置いたトウモロコシが弾けて、ポップコーンの出来上がり、という動画が、youtubeで配信され、話題になっています。

各国版(英語版2件、フランス版、日本版)があって、日本人が登場するバージョンもある。ネットでは、「各国の人たちが再現できているから信憑性がある」という発言もみられます。

もっともらしく語られるのが、携帯からでる電磁波の影響。電子レンジと同じ周波数だから、トウモロコシが熱せられて…という説明。しかし当然ながらそんな強い電磁波が携帯から出るはずがありません。電子レンジの中で出ている出力は500W以上。一方携帯電話は、0.1W程度。瞬間的なピーク値でも2W。
トウモロコシの種類によるとか、実は携帯の電磁波ではなくて、バイブレーションによる振動のせいなどなど、議論は盛り上がっていました。

結局、その正体は、イアホンマイクセットのメーカーが作った宣伝用のやらせ動画だったことが判明しました。wired newsが記事をアップしています。

youtubeなどを利用した、一見すると宣伝には見えない巧妙なマーケティングなのだそうで、最近増えてきているという話です。世界中で400万ビューも獲得したというのですから、宣伝として成功といえるのでしょうが、どうも人騒がせな話です。

ただ、wirednewsでも、どうやってトウモロコシを弾けさせたのかはまだわかっていないようです。結局手品と同じで、手品だとわかってみればいいわけですが、その辺があいまいにしていると、手品だという人もいるし、超能力だと主張する人も出てくるというわけです。

同じようなトリックで、数年前にも、携帯2台の間に生卵を置いて、65分でゆで卵になるという動画が、ブームになりました。

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この件では、「Snopes.com」というニセ科学を暴くサイトで詳しく検証されていました。

こちらは携帯4台(タマゴの近くに置く2台とそれらに電話をかける携帯2台)と生卵があれば、実験できるので、時間のある人はやってみるとおもしろいかもしれません。
学校などで、科学の教材に良いのではないのでしょうか? 「ありがとう」で水の結晶をきれいに作っている場合ではないですね。

英国のテレビ番組の動画で、100台の携帯のなかに生卵をおいて、ゆで卵になるか実際に実験しています。

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生卵の周りに100台の携帯を山盛りにして、ちょっとは離れたところからそれら100台に電話をする。呼び出し音はある程度続くと切れますから、そうしたらまだ電話をかけなおすという作業を延々続けています。
そして、卵を割ってみたら???。

すでに終了した番組らしいのですが、こうした面白系の科学番組は、日本には無いですね。

ちなみに、携帯電話の有害性が問題になっているのは、電子レンジのように頭を調理してしまうからではありません。もっと微弱な電磁波でも、実は生体に影響を与え、脳腫瘍の発生とも関連している可能性が科学的研究で指摘されているからです。

2008年06月13日

オーストラリアTVニュースで携帯と脳腫瘍特集

オーストラリアのToday Tonightというニュース番組で、再度、携帯電話と脳腫瘍の特集が放送されました。
携帯電話を長期使用して脳腫瘍になった患者さん二人のインタビューと、脳神経外科医師数名のコメント記事です。

英語ですが、ニュース動画が見られます。


以下記事の主な内容の抄訳です。

携帯電話腫瘍の恐怖
2008年6月12日

デヴィッド・スミス氏は10年間、ひたすら携帯電話を販売していた。

彼は、自分が販売している商品で、人生が台無しになるとは、少しも思っていなかった。
「関連が完全には証明されていないと主張して、少しも予防策を講じようとしないのは非常に馬鹿げたことだと思う」と、デヴィッドは言う。
「今でも、安全性を確認しないまま携帯電話を売りつづけていることに、怒りを感じる」

証拠は上がっている。脳腫瘍は増加している。--そして神経外科医さえ心配している。しかしながら、携帯産業は頑なだ。

デビッドは、30歳のとき、頭の聴神経の周辺で、ゴルフボール大の腫瘍を取り除くために三回の手術を受けた。手術の結果、腫瘍は除去されたが、別の神経が傷つけられてしまい、顔の筋制御を失うことになった。29980612-1.jpg


「私は、携帯電話がこの腫瘍の原因だと信じている。携帯電話会社を非難する」と、デヴィッドは言う。
私は携帯電話会社と通信会社に対して怒っていいる。彼らは適切な安全性の研究をすることなく、商品を市場に出してしまった。つまり彼らは我々をモルモットとして使用したからだ」

腫瘍はちょうど、彼の右の耳の後ろに位置していた。
「以前は携帯を使うときには右の耳を使用していたが、今は聴覚を失った」と、デヴィッド氏。
「診断される前には、10年間くらい携帯電話を1日あたり1~2時間使用していた」

シドニー大学の公衆衛生学部長のブルース・アームストロング教授。
彼は携帯電話と脳の腫瘍の間の研究に10年を費やした。
「腫瘍のリスクの2倍増加に関する証拠があった」と博士は言う。29980612-2.jpg


デヴィッドは、人生をやり直そうとしているが、今でも絶えず携帯を使用している何数百万の人たちについても心配している。「10歳の子供たちが携帯電話を使用しているのを見て、それがどのように脳の発達に影響するのか心配だ」

エンリコ・グラニ氏も、脳腫瘍の原因は、10年以上の携帯電話使用だと考えている。
「私はアナログの携帯を使っていました。おもちゃみたいな感じでした」と、グラニ氏は言う。

彼は右側頭部の髄腹腫と診断された。29980612-3.jpg

手術の後に、彼は、3日間昏睡して、脳卒中も患った。
「欲に目がくらんだ携帯電話産業を非難する。かれらは何年も前から知っているくせに、まだ否定している」と、グラニ氏。

脳外科の医師たちは、みな驚いてはいない。
著名なキャンベラの脳神経外科医は、携帯電話と脳腫瘍の関連について研究論文を書いた。
彼は、携帯電話が、喫煙やアスベストなどに匹敵するような重要な国民の健康問題になると信じている。政府と産業が、携帯電話への消費者の暴露を抑えるために緊急の措置を取るよう呼びかけている。

神経外科医リチャード・ビッタール氏は、ここ15年間で脳の腫瘍における上昇を確認したが、携帯電話が唯一の原因とまでは言いがたいと言う。しかし、彼は、携帯を使う場合は、できるだけ卓上スピーカ自分だけではなく、多くの同僚も用心していることだ」
「多くの神経外科の同僚たちは、できるだけ携帯電話の使用を最小限にしようと努力している。それは多分脳腫瘍との関係があるだろうという基本的な関心を反映している」と、リチャードはいう。

消費者への警告は?
「耳に近づけて携帯電話を使うのは最小限にしなさい」

オーストラリアの携帯通信協会のクリス・アルタウス氏に、腫瘍ができるのを心配しているかどうか、尋ねた。
「いいえ」
毎日、電話を使用していますか?

「毎日使用してます。、研究結果は、携帯電話は安全であると、オーストラリアや全世界の市場に納得させていると思う。私は安心して使っています」とクリス。

しかし、デヴィッドは、違った視点だ。
「携帯電話によって、私の人生計画は台無しになった」
「私はすべてをやり直さなければならなかった」と、デヴィッドは言った。

2008年06月11日

米CBSニュース 携帯の子どもへの影響の研究を

アメリカCBSニュースによれば、FDAから諮問を受けたコロラド大学らの研究グループが、携帯電話の子どもへの影響を調べる長期調査の必要性を提言しているとのこと。

ニュースは英語ですが、番組のサイトで閲覧できます。

以下概要

FDAが諮問した科学者パネルは、携帯電話の子どもへの長期的影響を調べる研究の必要性を提言している。

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コロラド大学のフランク・バーンズ教授は
「発達中の脳に対する、携帯電話などの電磁波の影響に関する研究は、いずれも短期影響ばかりで、長期影響の研究はまったくといっていいほど無い」と語る。

「完全ではないが、短期的影響は無いらしいことは分かった。しかし、長期間曝露し続けた場合の影響は分かっていない」と、バーンズ氏は言う

8歳から14歳の子供たちでは、5人中2人は、携帯電話を持っている。
十代の60パーセントは、携帯電話を持っている。
5歳児用の子供電話さえある。

バーンズ教授が議長を務める国立の研究協議会は、子供による携帯電話使用の長期研究を推薦している。

しかし調査方法とその出資先は、未定のままだ。
「結果が出るまでには何年もかかるだろう」